『小説』おかしいな1

おはようございます音譜
はるかです。
ライフの料理はどうした!!というお嘆きのあなた!
ただいま、アーティチョークを入手するために鋭意推進中です。
全料理は無理だと思いますが、
今回はイタリア料理なので頑張ってみたいと思います音譜

さて、新作小説ですがプロットを書いていても、
先に進まないので、ぶっつけ本番でお話を進めました。
登場人物の名字は、福島県の思い入れが深い町を
使ってみました。まだまだ登場します。
男性も出ますよドキドキ

その他自作小説
永遠ップ1 永遠ップ2

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おかしいな 1

《登校》
 有名進学塾に通っていた訳でもなく、中学受験もしてないあたしが
どうしてこの高校に合格できたのか・・・謎である。
 もしその原因があるとするならば、広野由美の存在かな?。
中2の夏、由美が「はるかとあひる坂を歩きたい」とか
突然言い出した。
 進路が定まらず、悶々としていたあたしは、一応ではあるが
とてつもない高い目標のような物ができた。
由美に肩を押してもらったレールではあるが、
電車はゆっくりとゴールに向けて走り出したのだった。
 だが世の中は、そんなに簡単にできていない。
 勉強は嫌いではないが、偏差値70オーバーは未知の世界だった。
県内共通模試の結果を見て「絶対無理」と、
何度泣きべそをかいたことか・・・。
そんな時「一緒にがんばろ」と、励ましてくれたのは
由美だった。
 連日半徹夜状態で、放心している時に
後ろから「わっ」と驚かされたり、
 ベッドに俯せで泣いているタイミングに
優しい電話を掛けてくれたり、
よくよく考えると、もの凄く助けられていた。
由美のお陰で、頑張る事ができたのは、
紛れもない事実だとおもう。
 ところで、今だから考えられることだが、
よく二人一緒に合格できたものだ。
どちらかが落ちたりしてたら、どうなっていたんだろう?と
プラス方向にしか考えない絶対無敵の
女子中学生パワーというものは、スゴイと思った。
 あたしは、由美と肩を並べながら
今日も、あひる坂を歩いている。

 「なによ、はるか、ニヤニヤして気持ち悪い」
 親友は、いつもの毒舌を吐く。
 「なんでもないわ、ただ由美の事大好きだなあと思って」
 「あら、そうありがとう。私もはるかの事大好きだよ」
 親友は、さらりと流した。
 「じゃ、あたしたち相思相愛だね」
 「ぶはははは」
 由美は、もの凄く下品な笑い方をした。
 「ちょっと由美!お嬢さん学校の生徒なんだからもっと
 こう上品に笑ってよ」
 とか言っているが、誰かと付き合ったりした経験の無い
あたしには、好きという本当の気持ちなんか知る術も無い。
 由美は、話題を変え質問してきた。
 「ところでさ、はるかは部決めた?」
 「うんん」
 そっか、中学の時は全員部活参加必須だったので
生活部とか何やっているか分からない部に入部だけしていて
いわゆる幽霊部員だった。それは、由美も同じだった。
 高校は進学校なので、部活動は強制では無い。
由美は、少し考えて空を見ながら言った。
 「私はね。お菓子部に入りたいなって」
 これは、驚きの発言だった。
そもそも、お菓子を全く作ったことの無い由美に、
一からお菓子作りを教えたのは、あたしだったからだ。
それに一女(いちじょ)のお菓子部って、
普通の部と訳が違う・・・。
 「えええ!由美、知ってるの?一女の
 お菓子部ってインターハイ常連校なんだよ?」
 「うんうん。いいじゃない、いいじゃない。
 目指せ全国一の女子高生お菓子職人!!」
 まったく・・・この子は、冗談なのかマジなのか
分からないから恐ろしい。高校入試もこんな具合だったしね。
 「なんでお菓子部なの?あたしが言うならわかるけど」
 「ちょっと知り合いがね」
 「え?なになに??」
 あたしは目を丸くしながら由美の方に振り向いた。
あたしの十八番である、カントリーのツインテールも
由美の方を向いている。
 「実は、いとこのお姉さんが一女のお菓子部でさ・・・」
 「ちょっと、そんな話聞いてないよ」
 「だって、言ってないもの」
 「・・・なんか、意地悪だあ」
 「ごめん、はるかにも関係あるよね。あたしが
一女に行きたいと言ったのは、鏡(きょう)ねえが
通っていたからというのもあるんだ」
 「ふーん」
 鏡ねえさんってどんな人なんだろう。
 由美と仲がいいのかな。
 あたしとも、仲良くなってくれるかな。

    ---ゴツン---

 「イタタタタ」
 ぼーっとしながら、歩いていたので、前の人と
ぶつかってしまった。
 あたしったら、なんてオッチョコチョイ・・・。
早く謝らなきゃ・・・。
 「せ、せ、せ、んぱい、すす、すいません」
 「ん?平気だよ?なに1年?」
 す、すごいカッコイイ、ショートカットでボーイッシュだけど
どこかお嬢様の気品があって、しかもかわいい・・・。
 「すいません」
 「いいよいいよ。さっきお菓子部の話してた?」
 あたしは、タジタジになりながら答えた。
 「は、はい。二人でお菓子部に入りたいなあと」
 先輩はすぐに応えてくれた。
 「OK、君たちカワイイからいつでもおいで♪あたしは3年の
 富岡輝(とみおかてる)だよ。よろしく☆」
 「あ、はい。あたしは、鈴木はるかで、隣の子が広野由美です」
 「はるかに由美か、いい名前だね?」
 この先輩はやばい。これ、同姓でも惚れるかも・・・。
 目が☆になっている私を、隣の由美が不満そうに見ている。
 その刹那、由美が輝先輩を一瞥してつぶやいた。
 「先輩!はるかは、私のだから手を出さないでくださいね」
 「おいおい、はるか君は、君の所有物だったのか、これは失敬」
 「ちょっと先輩に何て事言うのよ由美!」
 「まあまあ、僕を取り合うのはこの位にしないか」
 輝先輩は、あたしと由美の間に入り両者をなだめる仕草をした。
 『取り合ってませんって』

 あたしと、由美はハッピーアイスクリーム
(※死語:二人で同じ言葉を同時に発する様子)となった。
 「冗談だよ、今日は、お菓子部の新人選考会があるので
 入りたいなら絶対に来るんだよ。待ってるからね」
 輝先輩は、言いながら駆け足で走っていった。
 「お菓子部か・・・面白い先輩だったね」
 あたしが言うと由美は
 「そう?どうでもいいけど」
 と、そっけない態度をした。
 あたしたちも、遅刻しないように、おしりを振りながら
 あひる坂を駆け上っていった。

《お菓子部新人選考会》
 放課後になったので、あたし達はすぐにお菓子部に行った。
そこで待っていたのは、大勢の先輩達と大勢の1年生だった。
なにやら処刑台につるし上げられたような1年生の数々・・・。
そう、お菓子部は、一女でも非常に人気が高かったのだ。
だから、全員入部できる訳では無く、選考会があるらしい。
 しばらくして、ストレートのセミロングで
綺麗な黒髪の先輩が登場した。
 「やぁ1年、私はお菓子部部長の、川内鏡子(かわうちきょうこ)
 という。覚えておいて欲しい」
 鏡子先輩は続けて言った。
 「私としては、全員入部させたいのだが、あいにく
 部費も限られていて、部室も狭い。だから申し訳ないが
 新人の一部しか、入部を許可できない。今日はその選考会だ。
 みんな、精一杯頑張って欲しい」
 そんな話をしている最中に別の1年が質問をした。
 「先輩、選考会って何をするんですか?」
 鏡子先輩は、ニコニコしながら言った。
 「うん。いい質問だね。これから1年生にはお菓子を一品作って貰う。
 材料はここにある物を好きに使っていい。時間は40分」
 鏡子先輩の突然の指示に、1年生は騒ついた。
 先輩達は、戸惑っているあたし達を見て、
 逆に楽しんでいるように見えた。
 「鏡ねえ、いや鏡子先輩、一人一品ということだけど、
 二人で2品でもOKですか?」
 由美は、鏡子先輩にぶしつけに質問した。
 「二人で2品でも一人一品に違いないので大丈夫だ」
 別の先輩が鏡子先輩と耳打ちしていた。
 由美は一体何を考えているのだろう。

おかしいな1<終わり>

おかしいな2 次回予告
お菓子部入部条件である、お菓子選考会の行方は?
 由美はなにやら考えている様ですが、
はるかは、由美の期待に添えることができるのでしょうか。
次回をお楽しみに音譜



それじゃまたね!!

『『小説』おかしいな1』へのコメント

  1. 名前:NIKO 投稿日:2014/04/03(木) 04:24:52 ID:d5352a858 返信
    由美ちゃん、はるかちゃん、ガンバレ~
    と、手に汗握る展開で次号が楽しみ^^
    私は共学で私服だったので、
    秘境の女子高舞台にドキドキしてます。
    ハッピーアイスクリームがなんともwww
  2. 名前:はるか 投稿日:2014/04/03(木) 06:33:36 ID:d5352a858 返信
    >NIKOさん
    どうもありがとうございます。
    都立の昔は、私服とか多かったですねw
    秘境は、名前のみで、舞台は浦和ですよ。
    大浦第一女子という架空の設定ですw
  3. 名前:?電波ちゃん11号? 投稿日:2014/04/03(木) 10:25:55 ID:d5352a858 返信
    審査員希望 ( ・ω・)ノシ
  4. 名前:はるか 投稿日:2014/04/03(木) 20:19:21 ID:d5352a858 返信
    >?電波ちゃん11号?さん
    どうもです(o^^o)
    全菓選(ぜんかせん:全国高校生菓子選手権大会)とか
    プロットに書いていましたw
    ↓こんなの^^;
    http://www.kai-group.com/news/id/351
  5. 名前:ありあ 投稿日:2014/04/03(木) 21:36:09 ID:d5352a858 返信
    ハッピーアイスクリーム・・・知らなかった!
    続きがとても気になる展開で、読みやすく、春の新入生の情景がすぐ頭に思い浮かぶ小説ですね!
    何より女子好きとしては美麗な女の子たちがいっぱいいてうきうきしてしまいます(笑)
    次回も楽しみにしてまーす!
  6. 名前:mimi 投稿日:2014/04/03(木) 22:27:15 ID:d5352a858 返信
    あーーいいところで続く(>_<)
    すごく読みやすいし
    私女子高だったのであの頃思い出しました♪
    ステキな先輩に憧れて
    剣道部にはいろうかと見学いきましたもん^^
    次回楽しみにしてますo(^▽^)o
  7. 名前:maki 投稿日:2014/04/04(金) 23:26:19 ID:559be6f54 返信
    私とは違って、本格的な「料理部」なのねぇ~ヽ(・∀・)ノ
    展開が楽しみです♪
    「あひる坂」・・・なるほど。「絶対無敵の女子中学生パワー」・・・うまいなぁ。
    昔、読みあさった「ティーンズハート」を思い出しました。
  8. 名前:はるか 投稿日:2014/04/05(土) 10:52:14 ID:3069bc3df 返信
    >ありあさん
    どうもです(o^^o)
    女の子いっぱいの楽しい学園生活を
    書いてみたくなりました。
    ハッピーアイスクリームは色々なルールが
    あったり年代も全然違っていて、昭和生まれの
    私は、懐かしいと思いましたw
    会社で言う人は居ないです←w
  9. 名前:はるか 投稿日:2014/04/05(土) 10:54:59 ID:3069bc3df 返信
    >mimiさん
    どうもです(o^^o)
    mimiさん、女子校だったのですか!
    剣道部とか、りるるさんだっけ、長刀部とか
    人気が高いみたいですね。共学だったあたしは
    羨ましいとしかいいようが無いですが、
    女子校出身の友達に色々話を聞くと
    「はるかは現実を知らなすぎる」
    と一蹴されましたwww
  10. 名前:はるか 投稿日:2014/04/05(土) 11:06:42 ID:3069bc3df 返信
    >makiさん
    どうもです(o^^o)
    ティーンズハート自体は知らなかったのですが
    (昔は、国語が苦手で本を読むなんて皆無)
    派生したコバルトのノベルは、今でも
    私の書庫にありますよ。
    ブームが去ったとに買いあさったのですが
    田中雅美さんのアリスシリーズは、
    殆ど持っています。
    このシリーズのお陰で、会社での提案書や企画書などにも
    随分影響していたりしますwwww
    ところで、お菓子部の話を書こうと思ったのは
    makiさんの話からですよw
    ネタバレですが、登場するお菓子は
    ライフで実際にあたしが作ったお菓子を
    登場させようと思っています。
  11. 名前:紫愛莉 投稿日:2014/04/14(月) 21:50:14 ID:db4bd9f9b 返信
    ありゃ。。続くになっちゃった~(^-^;
    いったいどんなお料理を作るんだろ?
    楽しみぃ~o(〃^▽^〃)o
  12. 名前:はるか 投稿日:2014/04/15(火) 09:59:48 ID:5438d08e4 返信
    >紫愛莉さん
    どうもありがとうございます(*^O^*)
    見切り発車しちゃったので、どんなになるか
    自分にも分かって無いですw
    次回クエストまで空くので、続編つくります。